猫のお告げは樹の下で (文庫版)／青山美智子

先日、「猫のお告げは樹の下で (文庫版)／青山美智子」を読みました。

『猫のお告げは樹の下で (文庫版)／青山美智子』

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－内容－
（ネタバレ注意）「BOOK」データベースより
ふと立ち寄った神社で出会った、
お尻に星のマークがついた猫―ミクジの
葉っぱの「お告げ」が導く、
7つのやさしい物語。
失恋した相手を忘れたい美容師、
中学生の娘と仲良くなりたい父親、
なりたいものが分からない就活生、
夢を諦めるべきか迷う主婦…。
なんでもない言葉が「お告げ」だと
気づいたとき、思い悩む人たちの世界は
ガラッと変わっていく―。
あなたの心もあたたかくなる連作短編集。


－感想－
７つの物語とその物語のちょっとした
その後が描かれている宮司さんの話、
どの話も面白かったです。ミクジからもらう
葉っぱのお告げに人それぞれ色んな考え方や
とらえ方をするところが興味深かった。
思い悩んでいるときはどんな言葉でも
マイナスなイメージで考えちゃうけど、
ふとしたきっかけで同じ言葉でも全く違う
とらえ方ができそれがその人にとって
より良い方向へ導いてくれる。
普段の生活でもこんな感じで言葉を
素直に受け取れたらハッピーになれるかな？
前作の家族のその後も作中に入っていて
あれっ！もしやっ！と思わせてくれる
仕掛けは面白いですね。
とにかく優しい気持ちになれる本でした。
個人的には「ニシムキ」、「タマタマ」。
「ここだけの話」がよかったかな。